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インタビュアー:KYN 2014年11月27日

2013年にリリースされた傑作1stアルバム「ナリモノイリ」で、文字通り一気に全国区へと駆け上がったラッパーの三島(潮フェッショナル)が新たに作りあげた渾身の2ndアルバム「金と女と大東京」が2014年12月10日にリリースされる。今回は日頃から交流のあるKYNがインタビュアーとなり彼の「人となり」に触れてみた。

KYN(以下K)「まずは、アルバム発売おめでとうございます!楽しみに待っていたファンも多かったと思います。色々聞きたいんですけど、その前に初めてこのインタビューで三島君を知る方に向けて自己紹介をお願いします。」

三島(以下三)「福島県の南相馬ってとこ出身の34歳。ラッパーです。」

K「もろに原発のそばっすよね、、、この話は広がりが凄いので、ここでは1つだけ聞かせて下さい。今の南相馬の町はどんな状況ですか?」

三「今は住んでないから、1から10までは分かんないけど、除染関係でだいぶよそもんの輩が居るっぽいね。」

K「、、、なるほどですね。なんとも言えない構図ですね。原発事故以前とは大分今は変わってしまったと思います。出身が南相馬ということですが、原発事故の前、大分遡りますけど子供の頃とかはどんな感じだったんすか?」

三「物心付いた時から女の子が好きだったね(笑)」

K「(笑)最高すね。普通のガキはエロを隠したがるじゃないすか。そこはやはり昔から解放してたんですか?(笑)」

三「全然解放だね。幼稚園でちんこ勃たせて、女の子に見せたり友達の母ちゃんに見せたりしてたよ(笑)Dr.PUSSYって曲でも言ってるけど、4歳でエロ本万引きしたし。しかも、見つかったし(笑)」

K「半端ナイッスね(笑笑笑)!!ちょっと脱線しますが、自分のぽこちんサイズを図ったこととかガキの頃にあったりするんですか!?答えれる範囲でお願いします。」

三「サイズは分かんねーなぁ。まあ、割とデカイ方だけど昔からデカかった訳じゃないんだよ。イスラエルで昔から言い伝えられている、ちんこがデカくなる体操があってさ、それを熱心にやった結果なんだ。」

K「努力家だったんですね(笑)幼少期からそうだとやっぱ中学、高校と年頃になってくるともうエロまっしぐら!て感じすか?」

三「まっしぐらだね(笑)とにかく、毎日セックスしないと禁断症状出ちゃってさ(笑)赤いもの見ると興奮しちゃって、よしゃいいのにコ◯・コー◯の自動販売機見たら抱きついてお釣り出てくるとこにちんこ突っ込んでたよ(笑)
とにかく何かに入れたくて(笑)」

K「ゾッとする話、やめてもらえます?(笑)そんな三島君がラッパーになるきっかけ、というかHIP HOPに”入れ”込んだのはその頃からですか?」

三「HIP HOPに入れ込んだのは中3のころからかな。まあ、田舎だからCD屋なんてもんはないんだけど。近所の時計屋さんの一角で少しだけCDを売ってて、そこでスチャダラを買って聴いて、面白れーなって。
そっからはペイジャーとかギドラとか色々掘って。HIP HOPの前はロックばっかり聴いてた。レッチリとかグリーン・デイとかレニクラとか。
日本人なら長渕とブルーハーツとボウイだね。
あと、尾崎。」

K「当時聞いてた音楽って絶対何かしらの形で今の自分に影響しますよね。例えば三島君の1stのジャケも長渕氏を匂わせるものでしたし。
俺も嘉門達夫氏とか聞いてました。でも、そうやって色んなアーティストを1リスナーとして「聞く側」から、ラッパーとして「やる側」になったのはいつ頃なんですか?」

三「19歳からだね。ちなみに東京に出てきたのが18歳。」

K「最初に東京出てきた時は何処に住んでたんですか?」

三「最初は東京って言うか、埼玉の川越だね。高校の頃から付き合ってたノリコちゃんが埼玉の大学に入るから、そのまま付いて来てノリコちゃんの家にゴロニャンだね。でも半年位で別れて、ちょうどその頃車に轢かれて保険金が入ったから、その金で池袋の風呂無しのボロアパートに引っ越して、3年位居たかな。」

K「じゃあ当時やりはじめの頃のライヴはそういった界隈でやってたんですか?」

三「だね。池袋BEDが多かったね。今も昔もあそこにはホントお世話になってるよ。」

K「ライヴもやりつつ、やはりメインの動きは女の子をパトロールしては連行してたんですか?」

三「まあ、BEDってチャラ箱じゃないからね。連行は渋谷が多かったかな(笑)」

K「渋谷とかでもライヴやってたんですか?」

三「ブエノスとかファミリーとかでは頻繁にやってたかな。」

K「俺、初めて三島君を知ったのがDr.PUSSYだったんですが、衝撃的でした。でも、そんなパンチ力持ち併せてるのに、1stアルバム出したの去年(2013年)だから、、33才ですよね?その分パンチの重さハンパない訳ですが、1st出す前は何か作品出したりはしてなかったんですか?」

三「出してなかったね。
まあ、簡単に言うと気にいるビートに出会わなかった。
みんなを待たせてる分、ハードル上げちゃったから焦って半端な作品は出せないと思ってた。」

K「なるほど。それで人、音を含めて出会って、時が満ちるまでにそれだけ時間を要した、という訳ですね。ちょうど話の流れで良いタイミングなので、今回のアルバムに参加してる人達を紹介してくれますか?」

三「フィーチャリングは漢くんと平野(KING104)だね。
もっと一緒にやりたいラッパーは居るんだけど、予算もあるからね。
で、ビートはMONBEE、SAIBEATZ、yuto.com、saburo beats。あと俺のライブDJでもあるGATTEM。こいつは最近漢くんの鎖グループに加入して年末にEP出すみたいだね。」

K「なるほど。やはり三島君ならではの布陣ですよね。その辺の人の集まり方とかを知ると、今回のアルバムのタイトル「金と女と大東京」って大きく分けて3つのキーワードの内の1つ「大東京」の一端な気がします。1曲1曲はCD聞いてもらうとして、今回はこの3つの言葉、「金」と「女」と「大東京」というキーワードについて聞いてみたいと思います。まず三島君の考える「金」とはなんですか?」

三「ん〜…【ゼニカネ論】って曲でも言ってるんだけど、金は可能性だと思うんだ。
大きな話になるけど、金があれば助かる命とか、高いレベルの教育とか、世界中の文化に触れる事が出来るとか。
アフリカに学校を建てる事が出来るとか。
あんまり金なんか要らないって言う人って金を自分の為にしか使ってない人なんじゃないかと思うんだよ。
金ってあればあるだけ他人にしてあげれる事も増えるのに。
まあ、目の前の生活に精一杯でそんな事まで考えられないのも、分かるけどさ。
俺はギンギン稼いで楽しい事いっぱいして、俺の周りの人間をまずは幸せにしたい。
だから金が必要。
愛も大事だけど、金が無くちゃその大事な愛も壊れちゃうよ。だって離婚の原因てほとんど金じゃん。」

K「確かに。現状の日本だと金って切っても切り離せないものですよね。例えで三島君が言った「金があれば、、」の逆を極端に言えば金が無ければ飯食えなくて、病院いけなくて、死んでしまう、程に現代の資本主義社会だとついて回るものですよね。」

後編はこちらから

三島 / 成り上がり 【Official Video】

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